表現

星の呼び名

今回はリクエストをいただきました「星の名前」を紹介いたしましょう。

星の名前と言っても、惑星、恒星、衛星といろいろとありますし、それぞれの星をまとめた星座などと言うのもありますが、今回はそれぞれを絡めた形で紹介します。
日本語では一つの星や星座をいろいろな呼び方で呼んでいますので一般名に対して呼び名という形で記述いたします。
また 由来がわかるものに関しては記載してみました。

それでは先ず身近な太陽系から
(別名が見当たらないもの、不明なものは省略させていただきます。)

『金星』
 は夜空で最も明るい星で太陽が沈む頃から見え出しますので全国的に「イチバンボシ」の名前が付いています。
枕草子の中では「明星」これは宵の空に見えますので「宵の明星」とも言われています。
明け方の空で見えるときには「明けの明星」と名前が変わります。
また、尾張風土記逸文「星石」には玉置山にある石が「赤星(明星)」が落ちた跡である、とありますので「アカボシ」とも呼ばれていたようです。

『火星』
 螢惑(けいわく)」「ほのをぼし」「夏日星 なつひぼし」
 西郷星 さいごうぼし」
 これは明治の一時期に呼ばれた物で、1877/9/24に西郷隆盛が自決しましたが、その年の9/3に火星が地球に再接近し、夜空に輝いていたためにこう呼ばれたそうです。

『土星』
 「桐野星 きりのぼし」
 土星が火星と寄り添うような位置に来たため。西郷と一緒に戦った桐野利秋の名前からこうよばれたそうです。

『彗星』
「掃星 (ははきぼし)(ほうきぼし)」 空の穢れをはく、という意味
「穂垂れ星 (ほたれほし)」
「扇星 (あふぎぼし)」

『流星』
 「はしりぼし」
 「縁切り星 (えんきりぼし)」
 他の星に縁を切られて落ちていくことから、こうよばれたそうです。 
 「夜這星 (よばいぼし)」
 「星の嫁入り (ほしのよめいり)」
 静岡県では他の星への嫁入りを想像して「ほしのよめいり」と名付け、星が流れるさまを「よめった」と言う地方もあるようです。
 夜這はもともと婚すると言う意味で使われていたものでこれも同様の意味のようです。

「星の宿り ほしのやどり」
 星座のことを日本では古来からこう呼んできました。
ここからは星座や恒星の名前を紹介します

[おおぐま座]
『北斗七星』
 「柄杓星 ひしゃくぼし」
 「桝星」「酒桝」「七つ星」「七夜の星」「舵星」「七星剣」「四三(しそう)の星」「七曜の星」「鍵星」「船星」「北の星」「七ます星」「北のおおかじ」
 「北斗」は中国の名で、南にある「南斗六星」と呼び分けて「北斗七星」と呼びました。
 「北斗七星」を「大柄杓」、こぐま座全体を「小柄杓」とも呼ばれていました。
  海上では北極星を探せることから「アテボシ」と呼ばれて重要視されていました。
  漁師の間では「カジボシ」とも呼ばれ、能登の漁師の間では南斗六星と共に「北の大舵南の小舵」と呼ばれていました。
『おおぐま座η』
 「剣先星 破軍星」
『おおぐま座アルコル』
 「輔(そえ)星」「寿命星」

[こぐま座]
『こぐま座』
 「小七曜 こしちよう」
『北極星 こぐま座α』
 「子の星 ねのほし」「心星」「北の一つ星」「北辰」「妙見」「ひとつ星」「しん星」「めあて星」「めじるし星」「ほうがく星」「きたの星」「北の明星」「北の明神」「きたのおおぼし」
『こぐま座 コカブ(小熊座β星 もと北極星)とヘルカド(小熊座γ星)』
 「やらい星」「ばんの星」「やろ星」「やえの星」「やよい星」「にのほし」

[おうし座]
『プレアデス星団』
 「六連星 むつらほし」「昴 すばる・すまる」「いっしょう星」「くさ星」「はごいた星」「つと星」「くようの星」「すわり星」「もくさ・おくさ」「ななつ星」「すずなり星」「むらがり星」「あつまり星」「そうだん星」「ごちゃごちゃ星」「ぬか星」「ほうき星」「すすき星」「つち星」「みそこし星」「すいのう星」「はほがた星」「かんざし星」
 枕草子の中に「星はすばる、ひこぼし、明星・・・」と言う一節もありますね。
 ゴチャゴチャして見えることから「ゴチャゴチャボシ」、六つ見えることから「ムツラボシ」とも呼ばれていましたが、いやぁ その他にもいろんな呼び方があるものですね。
『ヒヤデス星団』
 「釣鐘星 つりがねぼし」「扇子星」「撞き鐘星」「苞星」「つと星」「もっこ星」
 「いなむら星」「こや星」「みの星」「うまのつら星」「かりまた」           『おうし座アルデバラン』
 「あと星」「あか星」「すまるの尾の星」

[しし座]
『しし座』
 「糸かけ星 いとかけほし」
『獅子座の頭部の6つの星列』(頭から前足にかけて)
 「獅子の大鎌 ししのおおかま」
 また、大鎌を逆さにして雨樋を支える金具と見た
 「トイカケボシ」(樋懸星)と言う名もあります。

[からす座]
『からす座』
 「皮張り星 かわはりぼし」
 「からす座」は「おとめ座」の南西にある四つの三等星が四辺形を作っていますので
 「四つ星」「だいがら星」「まくら星」「つくえ星」「はかま星」「ほかけ星」「ムジナのかわはり」と呼んでいる地方もあります。
                               
[うしかい座]
『アルクトゥートス(牛飼い座α)』
 「五月雨星 さみだれぼし」「雨夜の星 あまいのほし」「狗賓星 ぐひんぼし」「麦星 むぎぼし」「麦刈り星」「麦熟れ星」「よんじょう星」「かじがい星」「うおじま星」「のとにらみ」

[おとめ座]
『スピカ』
 「真珠星 しんじゅほし」

[ふたご座]
『ふたご座』
 「門杭 かどくい」門星、松杭、餅食い星、雑煮星 かどや星 としとり星
  旧正月の頃に、カストルとポルックスが直立して柱のように見えるため正月にちなんだ名前で呼ばれることが多いようです。。
『ふたご座 カストル/ポルックス』
 「カストル」は「銀星ギンボシ」、「ポルックス」は「金星キンボシ」が有名です。
 2つ対になっているため。
 「二つ星 ふたつぼし」「夫婦星」
 その他は2つの目にたとえられることが多く以下のような名前があります。
 「蟹目」「がにのめ」「かれーんめ」「犬の目」「猫の目」「目玉星」「両目星」「睨み星」「巨人の目」「両眼りょうがん」「めがね星」「めだま星」「にらみ星」「えちぜん星」「なげ星」  

[さそり座]
『さそり座』
 大きな「S」字型を釣り糸から釣り針に見立てて
 「魚釣り星 うおつりぼし」「鯛釣り星」「漁星」「柳星」
『アンタレス』
 赤い色より
 「酒酔い星 さけよいぼし」「赤星」「豊年星」「さけかい星」「さけうり星」「むぎ星」
『アンタレスと、σ、τの三ツ星』
 左右の星を両親に見立て
 「おやかつぎ星」「おやにない星」
 左右の三等星と山形になっているのを農夫がかごを担いでいる姿と見て
 「籠担ぎ星 かごかつぎぼし」「天秤棒星」「朸星」とも呼ばれます。
 その他の呼び方は
 「あきんど星」「あわいない星」「さばうり星」「おかご星」「よめいり星」「あきない星」「たるかつぎ星」「にかつぎ星」「おーこ星」「くまで星」「おざる星」「おやかた星」などがあります。
『さそり座μ星』
 これは肉眼二重星で瞬く様子が相撲をとってるように見えたためか
 「相撲取り星 すもうとりほし」とも呼ばれます
 その他には
 「からす星」「きゃふばい星」「おながわ星」「そが星」「おっかけ星」「しじゅうぐれ」「むぎたたき星」などがあるようです。
『サソリの尻尾』
 きれいな青い星が二つ並んでいますので
 「蟹の目星」とか「おとどい星(兄弟星)」「夫婦(みょーと)星」「ごろうじゅうろう」「こめつき星」「ふたつ星」とか呼ぶ地方もありました。

[かんむり座]
『かんむり座』
 「たいこ星」が一般的で
 他には車に見立てた「車星」
 籠に見立てた「籠星(かごぼし)」
 かまどに見立てて「竈星 かまどぼし」「鬼の竈」「長者の竈」「地獄の竈」「おかま星」などと呼んでいる地方もあります。
 その他変わったところでは
 「くびかざり星」「からかさ星」「おどりこ星」「にじ星」「いどばた星」「ゆびわ星」「はんかけ星」「きんきゃく星」「どひょう星」「ひずめの星」「くど星」「こうじん星」「へっつい星」など由来不明なものも・・・

[こと座]
『こと座 ベガ』
 昔から「タナバタ」と各地で呼ばれていました。
 「織姫」「棚機」「織り子星」「織女(たなばたつめ)」
『こと座のεζ』ヴェガと正三角形を作っている五等星二つ
 「七夕の子 たなばたのこ」
『こと座のβγδζ』
 四星が平行四角形なところから
 「瓜畑 うりばたけ」「瓜きりまな板」
 熊本地方では「タナバタの麻小笥(オコゲ)」と呼んでいるようです。
 オコゲとは麻を紡いで入れる桶での事だそうです。

[わし座]
『アルタイル』
 昔から「ひこぼし」と呼ばれ枕草子にも載っている古い名前です
 「いぬかい星」「うしかい星」「うしひき星」「いなみ星」なども有名
『鷲座αβγ』
 「河鼓三星 かこさんせい」「天鼓」
 沖縄では「継嗣星(ままくわぶし)」
 アイヌでは「ウナルベクサ・ノチウ(老婆の川渡り星)」
 などとも呼ばれているようです。
『わし座アルタイルの北東にある暗黒星雲』
 「鷲の黒い穴 わしのくろいあな」
     これはかなり新しいものでしょうね・・・

[はくちょう座]
『はくちょう座』
 「北十字」「十文字星 じゅうもんじぼし」が一般的です。
『デネブ』
 「古七夕 ふるたなばた」

[イルカ座]
『イルカ座のαβγδ』
 「菱星 ひしぼし」

[アンドロメダ座]
『アンドロメダ座のαβγδ』
 「斗掻き星 とかきほし」

[カシオペア座]
『カシオペア座』
 Wを逆さに見た
 「やまがた星」「錨星 いかりぼし」が一般的でその他は5つつの星の集まりから
 「ごようの星」「ごよせ星」「いつつ星」「かどちがい星」など

[オリオン座]
『オリオン座』
 「鼓星 つづみぼし」「よつ星」「くびれ星」「そで星」
『オリオン座ベテルギウス・リゲル』
 二つの1等星「ベテルギウス」「リゲル」の二つの星はミツボシを挟んで対抗しているように見えるので、武士の棟梁争いの源氏と平氏に見立て赤い「ベテルギウス」を赤旗の「平家星」、白い「リゲル」を白旗の「源氏星」と呼ばれていました。
 2つあわせたものの呼び方としては
 「わき星」「かなつきのあいて星」「むづらばさみ」「かなつきのりょうわきだて」
『オリオン座のδεζ』
 オリオンのベルトに当たる「みつ星」
 「さんこう」「さんちょうの星」「さんじょうさま」「さんだいしょう」「しゃくご星」「おやにない星」「おやこうこう星」「かせ星」「たけのふし」「はざのま」「たがいな星」「どようさぶろう」「からすき」「ごうます」「みずくみ星」「さんたろう星」
 すごい数あるんですね・・・
『オリオン座のθιη』オリオンの剣に当たる「こみつ星」
 「いんきょ星」「こさんじょう」「とも星」「まね星」「よこみつ星」「ぼんてん星」
『オリオン座のδεζθιη』(みつ星とこみつ星をあわせて)
 「柄鋤星 からすきぼし」「さかます星」「よこぜき」「すごろく星」「むづら」「がんだれ星」「まぐわ星」「くまんで星」「ごうます」「こながら星」「あぶらごう」
 
 オリオン座の呼び名の多さは重要な星座であることを示しているのでしょうね

[おおいぬ座]
『おおいぬ座の尾』
 「さんかく星」「くらかけ星」「みぼし」「うろこの星」「くらのむね」「くらはし」「なっとうばこ」「あぶらげ星」
『シリウス』
 「天狼 てんろう」「青星 あおぼし」 「おお星」「あと星」「かぜ星」「いかびき星」「えのぐ星」「ゆき星」
 やはり青いイメージの名前が多いようです。

[こいぬ座]
『プロキオン』
 「色白 いろしろ」「ちいさいおおぼし」

[りゅうこつ座]
『カノープス』
 「南極老人星」が有名
 讃岐では「横着星 おうちゃくぼし」
 茨城県では「(かずさの)おしょう星」
 千葉県館山では「入定星」
 千葉県勝浦と伊豆の伊東では「布良星 めらぼし」
 淡路では「なると星」「あわじ星」
 その他は「ろくぶの星」「だいなん星」「みなみのひとつ星」「ざぶざぶ星」「あきら星」「ひがん星」「げんごろう星」「なんきょくじゅせい」などと呼ばれています。
 
 関東では南の地平線にわずかに上る程度なのでシリウス(-1.48等星)に次ぐ輝星とは思えないほど暗く見えます。(カノープスは-0.72等星)

[いて座]
『いて座』
 「みぼし」「ふじみぼし」「たかみぼし」「みなみのこかじ」「みなみのかじぼし」

[ギョシャ座]
『ギョシャ座』
 星が五角形に並んでいるので日本各地で「ごかく星」「いつつ星」と呼ばれています。
『カペラ』
 五色に輝くことから「五色星」日本海側の一部の地方にでは現在でも「五色のカペラ」とも言われています。
 その他は「かんびん星」「能登星」「佐渡星」「やざき星」「すまるのえーて星」「きたすまい」「ぜに星」「さき星」など

まだまだあるようですが、有名なところを紹介しました。

また 無数の輝く星を「煌星 きらぼし」と呼んだり、 細かく散らばっているたくさんの星を「糠星 ぬかぼし」と呼んだり更には 吐く息さえも凍ってしまうような気温(-50℃)のときの微かな音のことを「星の囁き ほしのささやき」と表現したり、日本語には星にまつわる言葉もたくさんあります。

また何かの機会に紹介いたしましょう。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

キャラクター設定 -歴史(おいたち)しぐさ ポーズ-

それでは キャラクター作成パート2と言うことで、残りの部分 歴史(おいたち)しぐさ ポーズを解説します。

2.歴史(おいたち)
これは、育った環境と共にドラマティックな経験や恐怖体験などを特に重点的に設定します。
これを設定する事で、物事に対する判断の基準やトラウマ、癖やしぐさや自己表現などもそこからにじみ出て来ます。
より深い性格設定の基礎となるもので、この設定がしっかりしているとあやふやな判断や危機一髪のシーンでの行動や判断の間違いが少なくなります。
つまり「このキャラはこういう時こんなことしないよ」って言われるような行動を自然と取らなくなります。
これが結構ストーリーを作る時に大切なことでぼやけた設定をしていると作者の判断基準だけでストーリーが進んでしまう事になり奥行きが無くなってしまいます。
作者がこれが正しいと感じる事でも、その行動がストーリーの中でのそのキャラクターらしい行動とはかけ離れてしまうことはよく有ります。
それでは、実際の例で私のHPで公開しているデジタルフェアリーの中から「ネイモア」と言うキャラクターの生い立ちの設定は以下の通りです。

ボストンのスラム街にて出生
母親は天才ピアニストと称されたがネイモアが4才の時に交通事故にて死亡。
父親は不明。母親のマネージャーであったとかレコード会社のプロデューサーであったとか言われるが真実は分からない。
「不幸の天才」と呼ばれた母親はデビュー後もあまり売れることは無く酒場でピアノを弾き生計をたてていた。
風体はか細く、ストレートのプラチナブロンドは彼自身も受け継いでいる。
着飾ることは無いが、いつも赤いハイヒールを履いていた事も有りネイの中では「女性=赤いハイヒール」と言う暗黙の図式があるのかもしれない。
母の死後は身寄りも無く公立の施設に引き取られるが半年で脱走。
その後マッドサイエンティストと呼ばれるDr.サイマルに育てられる。
ネイモアがDr.サイマルに「オセロ」で賭けをして勝ったことで研究室兼自宅に転がりこんだのが原因である。
Dr.サイマルに基本的な電子工学、機械工学、生体工学を学び、元々の利発な頭脳もあって12才でその全ての博士号を修得。
15才の時に体質の適合もあって肘にデジタルリンク手術を受ける。
16才の時にDr.サイマルは実験中の事故で死亡。
以後は自己の理論を追求し、生体工学のタブーに迫る研究を始める。
このタブーとは自分の思い通りの生命を作り出すということである。

これでも大雑派な設定ですが、この生い立ちからちょっとひねくれたあの性格設定が出来あがっているのです。

3.しぐさ ポーズ

さて最後に特徴的な見てくれの部分です。
ビジュアルが有るにせよ文章だけにせよ、必ずちょっとしたポーズやしぐさの表現が出て来ますが、これが割とそのキャラクターの特徴を醸し出しています。
また そのための小道具と言うのが活躍します。
例えば、同じデジタルフェアリーに登場する「ギルモア」と言う刑事役のキャラがいますが、その小道具として「安物の葉巻」と言う物を用意しています。

ストーリーの中での表現を上げると

名前はギルモア、小汚ねぇトレンチコートに安物の葉巻を咥えてなんともいけすかねぇ奴だ。
ギルモアは吸いかけの葉巻を灰皿に突き刺して3番街に有るジェイクの店に向かった。
ギルモアはテーブルの端でマッチに火を付けゆっくりと葉巻に近づけた。
ギルモアは不機嫌に葉巻に火をつける。
ギルモアは上目使いで葉巻をもみ消しながら言った。

と言った感じで使っています。
このちょっとしたしぐさの表現がその場の雰囲気とキャラクターの性格やその時の心理をうまく表現できます。
また、これは口癖と同じようにそのキャラクター独自のもので、他のキャラには絶対にとらせないように心掛けています。

映像が有る場合は立っている時の手の位置や目線の配り方、そして手振りの癖や顔の傾げ方に至るまで細かいポーズ設定をしておくとそのキャラクターの特徴をより明確にする事が出来ます。

・・・と、ここまでに挙げた事が私がキャラクターを作る際に特に気を配っている事です。
細かい事を挙げればキリが無いですが、それは今後の機会にいろいろとお話しするとして、キャラクター設定に関しては(世界設定は除くとして)このくらいは最低限設定しておくと良いのではないでしょうか。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

キャラクター設定1 -言葉使い-

さて少し時間があいてしまいましたが、キャラクター作成について解説します。
キャラクターを設定する時は先ず以下の項目を埋めていきます。

名前    性別     年齢(生年月日)
出身    職業     血液型
家族構成
性格
身体的特徴

通常はメモ書きのように書き留める程度ですが多人数での作業が有る場合など
必要に応じてはキャラクターシートを作製します。
そしてこれも必要に応じてですが、だいたいのビジュアルイメージを作成します。
ここまでは普通のキャラクターメイクの要領ですがここからが実際に肝腎な部分になります。
では私がこの後に設定する物を大きく分けて列記して見ます。

1.言葉使い
2.歴史(おいたち)
3.しぐさ ポーズ

たったの3つですが、中身は非常に濃い物です。
では順を追って項目を解説していきましょう。

1.言葉使い
これは細かく分けると以下のようになります。

○語尾表現
 これは、出身地や性格、性別などから考えていく事になります。
 標準語で ~だ。 ~です。 ~ます。などに関する物を設定します。
 男性だと ~だぜ。 ~だよ。 ~さ。
 女性だと ~よ。 ~だわ。 ~ですわ。
 などがあげられますが、これでははっきりとしたキャラクター性が出て来ません。
 そこで出てくるのが方言です。
 ~げな。 ~ずら。 ~ちゃ。 ~だべ。 ~やで。 ~どすえ。
 ~なも。 ~なや。 ~だぎゃ。 ~だも。 ~だわさ。 ~ぜよ。
 上げていくとキリが無いですが、全国津々浦々網羅すればいくらでも出てくるでしょう。
 また語尾だけでは無く同じ場所の方言にも柔らかい言い方、強い言い方、
 女性、男性と表現が変わってくる物です。
 例えば「だめです」を関西弁で表現するとどうでしょう?
 「あかん」「あかんわ」「あかんで~」「あきまへんな」「あきまへんで」「あかんやろ」
 とまぁこんな感じです。
 これよってこのキャラクターの基本的な喋り方、語調を設定します。

○人称表現
 「わたし」「あなた」「彼(彼女)」の表現です。
 3人称は特に設定する必要は無いかと思いますが1人称と2人称は決めておきます。
 これはまずひたすら列挙してみましょう。
 1人称
  わたくし、私、あたし、あたい、わし、ぼく、僕、我、自分、あちき、拙者、みども、
  吾輩、わい、わて、あて、ちん、うち、あ、わ、手前、おいどん

 2人称
  あなた、あんた、君、きみ、貴方、貴様、貴殿、御主、おんし、そこもと、そち、けい、
  そなた、おまえ、な、おんどれ、おのれ、てめぇ

 等が上げられます。また2人称に1人称を充てる場合も有りますね 例えば「自分」とか「我」とか
 更に文字にした場合はひらがな、カタカナ、漢字と使い分ける事で更に雰囲気が変わって来ます。
 キャラクターによってそれをうまく使い分ける事で更にキャラクター性を強める事が出来ます。

○語調と口癖
 語尾表現と人称表現でだいたいの語調が決まって来ますので、特徴的な台詞をメモしておきます。
 特に、このキャラクターが普段何気なく使っている「口癖」を設定しておく事で
 似たようなキャラクターを登場させる場合にもかぶらなくて済みます。
 そしてココが一番大事なところですが、ここで設定した台詞はこのキャラクター
 のみのものであると言う事を常に心掛けてストーリーを作ると言うことです。
 つまり言えば、ここで設定された言葉は他のキャラがこのキャラをまねする時以外は
 他のキャラクターは絶対に使わせないと言うことを意識することです。

このように先ずは言葉使いを綿密に設定します。
また、語調で解説したように、特徴的な喋り方と言う物を明確にして、その規則を通す事で
ストーリーの中でのキャラクターの個性がしっかりと見せられるようになります。
では今回は「言葉使い」の設定までにして次回に「歴史(おいたち)」と「しぐさ ポース」
の解説をすることにしましょう。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

世界創造2 -文明と文化-

前回ではステージそのものを作り上げる手順でしたが、今回はそのステージの味付けや色付けを考えていきます。

ここでまず考えることは、この世界の「文明」「文化」です。
よくシナリオの授業で、生徒たち問いかけるのですが、この「文明」と「文化」の違いはなんでしょう?

端的に言えば「文明」は技術レベル、「文化」は生活形態と考えるのが一番分かりやすいかと思います。
では 「文明」の考え方から行きましょう。
技術レベルの発展形態を設定すると言う作業は工業、鉱業、科学レベルを設定する作業になります。
私が先ず考えるのは3大発明が備わっているかどうかと言う事です。
「印刷」、「火薬」、「羅針盤」ですね、印刷は情報の保存と配信、伝達を大量にできるようになり、情報や技術の共有が出来るようになります。
火薬は戦争形態にも影響しますが 何よりも大量掘削技術の取得と言うことで、燃料や金属が大量に確保できる技術が有るかどうかが決まります。
羅針盤は大航海時代の幕開けとなった重要なアイテムです。今までの天測と合わせるとこでより長距離の航海を正確にこなすことができるようになります。
そう考えるとこの発明を境に大きく文明レベルが変わるとこを意味します。
次に考えるのが移動手段です。
原始的な移動手段は徒歩ですが、そのレベルのストーリーはあまり手掛けたことがないですねぇ。
私が重要に考えているのは「エンジン」が発明されているかどうかと言う部分です。
これによって大幅に移動手段が変わります。
それ以前は馬やらくだや象と言った動物などを使った陸路、風を使う帆船やガレー船などの手漕ぎなどの海路の航続距離を飛躍的にアップする事が出来ます。
また、エンジンの構造が小型化されているかどうかで軽輸送手段や高速輸送手段の確保にも繋がり効率が良い物が出来ていれば航空機にも応用できます。
この技術は爆発を伴う動力ですので、この発展は同時に武器の発展にも関って来ます。
加えて、更に電気や通信技術レベルの設定を行います。

「文化」はこの「文明」レベルを加味した上で設定していきます。
初期段階に考えるのは宗教感というか信仰感というか、そのエリアや国でのものの考え方のベースです。
自然崇拝なのか教義を持つ宗教なのか、教義のベースは何か、生誕に関する考え方と死に対する考え方、そして死後の世界に関する考え方などです。
それをベースにして、集団的宗教なのか個別的信仰なのか、そして根底に有る倫理観は何かと言うことを設定します。
この考え方に関して割と極端に設定します。その方がエリア毎の色分けをしやすいからなのです。
そしてストーリーの中では割と欠かせないトラブルの種を作りやすいし、もっと大きく戦争の火種の設定にも使えます。
そのエリアの住人達が統べてそう言う極端な考え方をする訳では有りませんが、極端に設定する事でそのベースに有る考え方に対する原理主義と言う物を作りやすいからです。
もちろん1から文化を設定する事も有りますが、あまり特殊な環境にするとストーリーの中でそれを解説する事に疲れてしまいますので、できるだけ共通認識が作りやすい現在ある世界の一部に準えた環境にする事が多いですね。
言語に関しては、エリア別に日本語の方言を割り振る事が多いですね。
お約束ですが商業都市では関西弁を使うとか 田園地には東北弁をあてるとかでする
そうすることで、なんとなく親しみが持てる世界が出来あがって来ますし、初めて見る世界も以前から知っている世界のように感じてもらう事が出来ます。
そこまで設定したらこの世界の歴史が朧げに見えて来ますので、それを肉付けしてこの歴史を具体化しておきます。
いつ誰が何を発明したとか発見したとか、何処と何処がどういう対立や原因で戦争をしてその結果どうなったかと言うことを簡単な年表にしておきます。
この歴史というか時間の流れの設定が割と重要な作業で、これを出来るだけ矛盾無く作る事で世界自体に動きが出来ます。
そうすることで、主人公も脇役も登場しないキャラクターもその世界で生きている全てがなんらかの関りを持ちながらその世界での存在感を醸し出す事が出来ます。
ここまでくればそれこそ世界が勝手に回り始めます。

いよいよそこにキャラクターをのっけていきます。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

世界創造1 -地図の作成-

キャラクターの設定、存在の解説をとリクエストいただきましたので、何回かに渡って私のキャラクターの作り方から存在感の持たせ方を書く事にしましょう。

私の場合、キャラクターと世界が非常に密接に関連していますので、先ずは私なりの世界創造を解説します。

世界を作る時最初に行うことは、先ず地図作りです。
ストーリーの展開する範囲によって当然ながらエリアやディテールが異なりますが、ファンタジー物などの世界を冒険するような物を書く場合は世界地図を用意しますし、一つの街もしくはその近辺のエリアで描く場合は 道やブロックまで含んだ詳しいタウンマップを作成します。
もちろん広いエリアで展開する物であっても世界地図だけでなく必要に応じて、タウンマップを作成します。

では 世界地図から解説しましょう。
(もちろんこれは特にしっかりとした大きなストーリーを書く時にしかやりませんが・・・)
実際の「地球」の中で展開する場合は、普通に実際に有る地図を見ながらストーリーを作りますが、自分が造り出した世界の場合は最初に大陸の位置と形をメルカトル図法で書いていきます。
海と大陸のバランスを取り、赤道位置に赤い線を入れ、次にこの世界での回帰線を南北に設定します。
一つの惑星として捉えだいたいの自転軸の傾きを設定します。極端な場合は傾き0゜なんてこともやった事が有りますが、この場合この星にはほとんど季節が無い事になりますね。
普通は15゜~25゜くらい傾けてあげる事でこの星に季節感を設定する事が出来ます。
次に書き込むのが山脈、山地と大河、そして平原の設定です。
大陸の移動経路を少し頭に描きながら、ぶつかり合いそうな部分には高い山脈を設定したりすることでよりリアルな地形が出来あがって来ます。
そこまで出来あがるととってもそれっぽい地図が出来あがって来ます。
この辺で適当に湖とか砂漠とかの位置を考えるのが普通なのでしょうが、私はこの辺がちょっとフェチ(笑)な部分で、ここで何を考えるかと言うと、大きな海流の方向と この世界に月(衛星)があるかどうか、そして衛星による潮汐がどのくらい有るかを設定し、これにジェットストリームのラインを加えてこの世界の気候がどういう物かを考えて、砂漠や森林地帯を設定します。
温帯、熱帯、亜熱帯、寒冷地、永久凍土などの位置関係が段々浮かび上がって来ますね。
ここまで来るともう地図というよりは地勢図ですね(^^;)
そうすると自然に人が大量に生息できそうな場所、つまり都市圏の位置が見えて来ます。特に大河の河口付近です。
この時に同時に必要に応じて国境なども設定します。
主要都市や国境が設定された所で、「道」を考えます。つまり都市を結ぶ交易路(シルクロードみたいなもの)ですね。
これは 陸路だけではなく海路や必要によっては空路も設定します。
この交易路が書き上がると、今度はそこに必要な街と言う物が見えて来ます。
この世界での移動手段と食料や燃料など移動必需品の積載量を加味した航続距離から補給に必要な街、そして道の大きな分岐点に当たるポイントに存在する街、そして国境に当たる部分の関所を兼ねた街などです。
もちろんこの世界地図の全てが舞台になる訳では有りませんが、ここまで作る事でストーリーがどんな展開をしても飲み込めるだけのステージが出来あがるので、安心してストーリーを作る事が出来ます。
ここまで出来あがったらおもむろにどの街が最初のステージになるかを決め、そのタウンマップを作成します。

タウンマップの作成。
ちょっとした作品を書く場合でも タウンマップは必ず作成します。
こちらはそんなに大規模な物でありません。移動するための道路と主要な建造物、そしてランドマークとなる物を設定します。
そこに 主人公の拠点となる物(自宅とかオフィスとか)、それに関連する物(知人宅やイベントとして必要な物)を配置していきます。
これもある程度余裕をもって街に有りそうな物を出来る限り詳しく設定しておくと後々便利です(^^)
少し広めの、例えば××市や××区程度のエリアを設定する場合は町名や番地等を付けておくとよりリアルな位置関係の表現が出来ます。
ちなみに Fritha's Fantasia に掲載している「デジタルフェアリー」の舞台はロサンジェルス市周辺をベースにした未来都市ですし、「Finnの真珠」はかなり詳しい世界地図を作成しています。

とまぁ こんな感じで、先ず舞台となるステージの地図を作ってキャラクターの立ち回り方を考えています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

テキストの第一印象

ひさびさに表現に関して筆を取って見ましょう。
今日は 文章そのものと言うよりももっと根本的な物について触れて見ます。

それは 「テキストの第一印象」 と言う物です。

人は誰でも自分以外の人と出会った時に第一印象というのを抱きます。

 「やさしそうな人」 「気無づかしそう」 「固そうな人」
 「なんかバカっぽい?」 「誠実そうな人」 「なんか信用できなそう」
 「頼れそう」 etc.  etc.

もちろん実際はその人とコミュニケーションをとって
初めて分かる物ですが、見た目でなんとなく
親しく話せたり無口になったり、好きになったり、嫌いになったり・・・
そう言う事って有りませんか?
その一因は当然見た目と言うことなのですが、
これは単にブスとか美人、醜男、イケメンと言った要素だけでは有りませんね。
その人の立ち方、座り方、しぐさや態度など
いろんなビジュアル要素で判断していると思います。
もっと詳しく解説すると、椅子に深く腰掛けている人はなんとなく落ち着いてみえる物ですし、
その腰掛け方や姿勢で 自信家であるとか 横柄であるとか、
また 手の置き様や肩の張り具合でなんとなく人となりが見える物です。

そうやって その人自身を周囲に発している何かをお互いに感じ取っていますよね。

私は文章にもその「何か」を感じます。
文体とか、内容を目にする前に なんとなく引き付けられる雰囲気と言うのを感じます。
文字の配列とか、レイアウトとか、バランスとか・・・
それだけで「読みたいな」と思ってしまったり、肌に合わないと思ってしまったりします。
その要素は、ワードの塊と固まりのリズムだったり、漢字とカナのバランスだったり、
改行を付けるタイミングだったり、もっと印象的に言うと白黒の濃い部分と薄い部分と白い部分の
絵画的というかテクスチュアーのバランスであったりします。
もちろん 横書きの場合縦書きの場合でもその印象は大きく変わって来ます。
当然ながら、その好き嫌いは人それぞれ違うと思いますが、特に私が読む気がなくなってしまうのは
改行せずにだらだらと記述されている文章ですね・・・
マニュアルや解説書や辞典ならまだしも、特にストーリーを書いている文章だと 読む前から

    「あぁぁ うざったい!」

ッてな感じになってしまいます。

先ず、ページをめくった人が読みたくなる印象というのも大切だとおもうのですがいかがでしょう?

| | コメント (4) | トラックバック (0)

月の呼び名(天体)

以前月の呼び名で、暦の月を紹介しましたので、今回は天体の月の昔からの呼び名などを紹介しましょう。



(1日) 新月・朔

朔(さく、ついたち)。旧暦で新月ともいう。ちょっと変ですが「三箇月(みかづき)」とも言います。
新月のときは、太陽月地球が一直線に並ぶので、月は肉眼では見えなくなります。
朔とは月が一周して元の位置に戻った事を示します。「遡る」から来た、とも考えられます。
かつでは朔(ついたち)を過ぎてから夕方西空にはじめて見える細い月、つまり三日月を新月と呼ぶ風潮があったようです。
これは、原始の太陰暦で新月の見えた日(三日月)を持って新しい暦日の始めとしていたなごりでしょう。
ちなみに、新月は季語として旧暦八月三日をさしています。

(2日) 二日月・既朔

肉眼ではぼんやりとしか見えません。既朔ともいわれます。
季語としても使われて旧暦の八月二日の夜の月を言います。
ちなみに、江戸時代初期の吉原などの遊郭の勘定は毎月二日の支払いと決められていたそうです。

(3日) 三日月・眉月・始生魄・哉生明・朏魄・磨鑛・彎月・繊月・初月・若月・虚月・蛾眉

季語としては八月三日の夜の月のことをさしています。
「朏」とかいてみかづきとよみますが、これは姿が初めて見え出した月をあらわしています。
ちなみに「朏」の意味は「初めて帳を開いて姿を出す」と言うこと。ぴったり。
眉月・始生魄・哉生明・朏魄・磨鑛・彎月・繊月・初月・若月・虚月・蛾眉
といった異名を持っていますが、これは初めて見え始める月、ということで重要視されてたんでしょうね。
2~4日目の月にかけておもしろい現象が起こります。
月の影になった部分がうっすらと暗く浮かび上がります。
これは「地球照」と言って地球が反射した太陽の光りで月が照らされているためです。

(7日) 上弦・七日月・上弦の月・上の弓張り・玉鉤・弦月(ゆみはり)・恒月(ゆみはり)・半月・破月

季語は秋。八月七日の月の事をさしています。
天文学的には月と太陽との黄径の差が90度になるときに見えます。
下弦の月と同じ異名を持っていて、弦月(ゆみはり)・恒月(ゆみはり)・半月・破月とも言います。
ちなみに面積は同じ半分なのにか下弦の月と比較すると上弦の月の方が明るく見える、ということです。
月の地形の違いによっております。

(8日)八日月

名前通りの8日目の月です

(11日) 十日余りの月

10日+1(余り)と言う意味ですが、10日月をそう呼ぶ事も有るようです。

(13日) 十三夜月

特に旧暦の九月十三日をさしていて、この十三夜月は「のちの月」と称され、十五夜についで月が美しいとされて宮中で月見の宴が催されました。

(14日) 小望月・幾望

幾望ともいわれます。これは、望(満月)にちかい(幾)月と言う意味です。

(15日) 望月・満月・三五の夕べ

他の異名は十五夜・三五の月など。
天文学的には月と太陽の黄径の差が180度のとき。
特に旧暦八月十五日の月をさして月見の佳節として古くから月を祭る習慣がありました。

(16日) 十六夜月・既望・哉生魄・不知夜月

十六夜(いざよい)は「いさよう」「いざよう」からきたことばで、ためらうぐずぐずする、と言う意味です。
ちなみにこれ以降が「有明の月」

(17日) 立待月

夕方立ちながら待っているうちに出てくる月という意味です。


(18日) 居待月

座って待ってるうちに出てくる月、と言う意味です。昔の人はのんびりしてますね。

(19日) 寝待月

寝ながら待っているうちに出てくる月という意味。

(20日) 更待月

世もふけてからやっと出てくる月と言う意味。亥中という異名もある。

(23日) 二十三日月・下弦の月・弦月(ゆみはり)・恒月(ゆみはり)・半月・破月

真夜中に出てくる月で、左半円状に見えます。
天文学的には月と太陽の黄径の差が270度のとき。

(30日) 三十日月・晦・晦月・提月
みそかづき、と読みます。
つごもりは「月隠(つきごもり)」が変化したもので、月の光が隠れて見えなくなる頃の意味。転じて月の最後の日をさすようになりました
農村ではつごもりそば、といって月末にそばを食べるしきたりがありました。(特に12月とか)
これに対して紋日はうどんをたべてました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

窓の向こうの世界

ある病室に2人の末期ガンの患者が入院していた。 一人は窓側のベッド、もう一人はドア側のベッド。
2人とも寝たきりの状態だったが、窓際のベッドの男は、ドア側のベッドの男に窓の外の様子を話してあげていた。
「今日は雲一つない青空だ。」「桜の花がさいたよ。」「ツバメが巣を作ったんだ。」
そんな会話のおかげで、死を間近に控えながらも2人は穏やかに過ごしていた。
ある晩、窓際のベッドの男の様態が急変した。自分でナースコールも出来ないようだ。
ドア側の男はナースコールに手を伸ばした。……が、直前になってボタンを押す手をとめた。
「もしあいつが死んだら、自分が窓からの景色を直接見れる……」
どうせお互い先のない命、少しでも安らかな時をすごしたいと思ったドア側のベッドの男は、
自分は眠っていたということにして、窓側のベッドの男を見殺しにした。
そして窓側のベッドの男は、その晩、そのまま死亡した。

翌日、ドア側のベッドの男はいよいよ窓側のベッドへ移ることになった。
男は、看護婦に抱きかかえられてカーテンのそばに横になる。
期待に胸がうちふるえた。
そこから見える外の景色、これこそ彼が求めているものだった。
そこから見えたもの、カーテンの向こうは、

ただの薄汚れたコンクリートの壁だった。

-------------------------------------

結構有名なジョークですが、なんとも切ないジョークですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

言葉の意味は・・・

最近よく耳にするワードに「ベストエフォート」と言うのがあります。
スペルでは 「BEST EFFORT」 直訳すると 最大努力・・・と言った所です。

本来は委任契約等で受任者の負うべき義務を規定する場合に使われる用語で、そのような努力がなされないときは債務不履行責任を負うものの、そのような努力がなされたうえは、結果に対する責任を負わないことを定める際に用いられます。
しかし、今はネットワークの回線スピードなどでの技術用語として使用されています。
通信事業者の回線品質がベストエフォート型を標榜する場合、網の能力を超えたトラフィックが入力された場合に超過分が捨てられる仕組み(及び、そのために、個別の回線に品質保証がないこと)を意味します。

これはどう見ても本来の意味の最大努力と言う言葉の意味とは裏腹に取れます。
前述の 「そのような努力がなされたうえは、結果に対する責任を負わないことを定める」の部分を拡大解釈した捉え方ではないかと思われますが、この「努力」と言う部分、回線とその速度を満たす使用の機器を用意しメンテナンスをするだけがそれに匹敵するのでしょうか?
果たして、最初から責任を負わない事を「ベストエフォート」と称するべきなのでしょうか?
そう言った意味では最近、開発契約などでも「○×の機能はベストエフォート」などと言う表現をします。
本来の意味からすれば「○×の機能も努力して備えます」と言う意味のはずですが、実際には「○×の機能は出来れば備えます(しかしできなくても保障の限りではありません)」と言う意味で使用され、どちらかと言うと「できない」もしくは「やらない」と言うことを前提とした意味で使用される場合がほとんどです。
そして その場合に「effort」の本来の意味はほぼ無いに等しい物になっています。

こういう風に本来の意味とはかけ離れた意味で使用される言葉がたくさんあります。
特に契約条項などに列記されている場合に 既知の言葉ではない横文字などは特に直訳でしかも自分にとって有利な意味で解釈しようとします。
言葉というのは実際の意味もてすが、どういう意味で使用されているかを知ると言う事も必要ですね。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

銘のある宝石たち

忙しくて少々間が空いてしまいましたが、今日は少しゴージャスなネタを一つ。
世の中にはたくさんの宝石がありますが、その中でも名前の付いたすごい宝石というのが昔から語り継がれていたり大切に保管されていたりします。
そう言った宝石にはいろんな逸話や伝説などが付き物ですが、その中でも有名な物を幾つか紹介しましょう。

ホープ
関わった者に死と破滅をもたらしてきた青いダイヤ。
旅行家タベルニエがインド、ベーガンの寺のラマ・シータ仏像の額から盗んだものといわれ、ルイ14世がタベルニエに貴族の称号と大金を与えて掌中に収めた事で有名です。
タバルニエはその後ロシアの草原で狼に襲われ死亡。
このブルーのダイヤはルイ16世に継がれ、アントワネットの手元にいくが、王妃がギロチン台の露と消えると、不吉な呪いの石として囁かれるようになりました。
1872年誰かに盗まれて消息不明となりましたが、ロンドン市場に45.5ctのブルーダイヤとして登場し、銀行家ヘンリー・T・ホープが買取り、以後ホープと呼ばれるようになりました。
ホープ氏が死亡すると銀行は破産し、ダイヤは不幸をもたらしつつ転々とし、現在はワシントン、スミソニアン自然史博物館に展示されています。

オルロフ
193CTの鶏卵を半分にした形のダイヤモンド。
ロシアのグレゴリー・オルロフがかつての恋人、エカテリーナ2世の寵愛を再び得るために贈ったダイヤモンド。
タヴェルニエが記したグレートムガールダイヤに形が酷似しているので、オルロフとグレートムガールとは同じ物いう推測がされています。

リージェント
ルイ15世、マリー・アントワネット、そしてフランス皇帝ナポレオンが愛したダイヤモンド。
その美しさと同時に所有者に叶わぬ夢を囁く魔のダイヤとしても知られています。
1701年インド パーティアル鉱山から産出した原石410ctのダイヤで、採掘所の奴隷が自分の太股に傷をつけ隠して逃亡。
しかし男は逃亡する際に、あるイギリス船の船長にダイヤを見せて船に乗せてくれと頼んだばっかりに船から海に突き落とされて死亡、船長はマドラスのイギリス人商人に売りつけたが、殺した男の亡霊に取り付かれて死亡。
商人からマドラスの総督トーマス・ビットが10万ドルで購入し、その際にカットに出され,燦然と輝くクッション形の長さ27mm、幅25mm、深さ19mm、140.5カラット、サイズの大きいブリリアント形のダイヤモンドとなりました。
この後、ルイ15世の摂政(リージェント)だったオルレアン公がこのダイヤを50万ドルで買い、「リージェント」と呼ばれるようになり、15世の王冠につけられ、その後アントワネットのベルベット帽につけられました。
1792年盗まれましたが、シャンゼリゼ通りの隠れ家から発見されナポレオンのものになり、彼は剣の柄に埋め込みました。
現在はルーブル美術館アポロンの間に展示されています。

コ・イ・ヌール
その所有者は世界を征服し、繁栄をもたらすと言われている108.9カラットの巨大なダイヤ。
このダイヤは男嫌いとしても有名です。
これはそれを手に入れた男性の征服者は全て悲惨な最期を遂げていたが、ビクトリア女王が所有した際には大英帝国が繁栄の頂点を極めたということが起因となっています。
1849年、ラホール王国とイギリスとの戦争の戦後賠償の一部として東インド会社に取得され、1850年、東インド会社の創立250周年記念レセプションの席上、イギリスのビクトリア女王に献上されました。
噂と違って対して光らないという評判に女王は再カットを決意し、186カラットの石は今日伝わる108.9カラット、楕円形(オーバール)ブリリアント・カットとして生まれ変わりました。
女王はこれをブローチにセットして愛用し、18歳で即位、大英帝国の女王として64年間世界に君臨しました。
現在、エリザベス女王所有でロンドン塔に保管されています。

サンシー・ダイヤ
「所有する者は、必ず赤き血にまみれる」と恐れられる、桃の形にカットされた55CTのペアシェイプドダイヤモンド。
1470年頃「チャールズ勇敢王」が所有していたていたと言われています。
1570年にサンシー卿がトルコのフランス大使から購入し、これがダイヤの名の由来となっています。
エリザベス女王やルイ16世など、世界の名だたる王家の間を渡り歩いたダイヤですが、これを所有した者やその親族が殺されるという事件が相次いで起こりました。
1906年からロンドンのアスター家が所有している。

ユーレカ(Eureka)
アフリカ大陸で発見された最初のダイヤモンドでユーレカ(我、発見せり、というギリシャ語)という名前が付けられました。
原石(21CT)は欧州でカットされて(10.73CT)に、その後この石は南アフリカに戻されてキンバリーの金鉱博物館に展示中。

ティファニー
128.51CT、1878年に南アフリカのキンバリー鉱山で発見され、ニューヨークの宝石商ティファニーが購入し、パリで90ファセットにカットされた。現在はサウジアラビアあたりにあるらしい。

神眼
インド南部の寺院に何世紀も前から伝わるシヴァ神像の、第三の目にはめられた大粒のルビー。
ある時、1人の盗賊がこのルビーを盗み出したところ、雲ひとつない晴天だったにも関わらず、雷に打たれ死亡。
以降、この石にはシヴァ神の力が宿るとされ、信者からは敬われ、盗人からは恐れられた。

ブラックプリンス
317CTのスピネル。 色がルビーに酷似したために、18世紀までずっとルビーと一緒に分類されてきました。
ブラックプリンスは14世紀、スペイングラナダ王、アブ・サイド所有でしたが、カスティリア王ペドロにより暗殺され石もペドロのものになり、ペドロもまた兄弟のエンリケにそむかれてフランスに逃亡する羽目に・・・逃亡先のボルドーでイギリス皇太子エドワード「黒太子」に出会い、大型のルビーを譲ることを条件にエンリケ追討の協力を求めました。
結局エドワードはエンリケを破り、その後ブラックプリンスと呼ばれる石を手に入れました。
現在イギリス王冠にはめ込まれています。

フロレンティン
137.27CTのダイヤモンド。古い来歴は伝説的。1657年にフローレンスのメディチ家の所有になりました。
18世紀の間はハプスブルグ家の王冠につけられ、その後はブローチになりましたが 現在は消息不明。

ドレスデン
41CTの目の覚めるようなグリーンダイヤモンド。グロッシュラーガーネットと疑ってしまうくらい鮮やかな色。
幻に包まれ、正確な起源は不明、古い来歴も不明。1700年頃、サクソンのオーグスト公が所有していました。
現在はドレスデンのグリーンホールに保管されています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧