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「遊撃とその誇り」

「きみは飛びたいと思うか?」
とある日、アメリカから亡命してきた演劇青年が私に聞いたことがある。
「もちろん」
と私は答えた。
「では、きみは鳥に変身したいと思うだろうね」
と彼は言った。 ノオーと私は答えた。
「私は鳥になんかなりたくない。私は私自身のままで飛びたいのです」
オゥ! とアメリカ人は肩をすくめた。「きみは飛行機の話をしていたのか。
私は哲学の話をしていたのに!」
---だが、私は飛行機の話をしていたのではなかった。「背広を着たまま飛びたい」と言うのは、私自身のの哲学だったのである。

                  寺山修司  「遊撃とその誇り」

私の好きな寺山修司氏の自身の哲学が見える一節です。

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