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2009年11月

ハッカー辞典 第1版 【数字】

【数字】

■1を聞いて10を教える

 新人のプログラマーが某○○さんのところに質問に行った。
 「すみません○○さんワードで罫線入れるのってどうやるんですか?」
 何? 君はワープロなんかにたよってんの? エンジニアならエディターだよエディタっ! で、どこに罫線が? おっこれか これはだねこうやって・・と まぁ便利な世の中になったもんだねぇ 昔は罫線って言ったら漢字エリアの文字だったんだぜ、しかも一つ一つ組み合わせて・・こう こんな感じでね 斜めがほしかったら外字登録で、・えっと外字って知ってる? 無い文字は自分で作って漢字コードの外字エリアってのがあってねドット文字作って登録するのよ、24ドットとか48ドットとかね、まぁこれってプリンターの規格だったんだけどね、え? そうだよプリンターってドットで字書いてんのよ、でさ 今のみたいに細かく無いから紙に点々が見えるわけ、しかもインクをちっちゃいハンマーで叩きつけるからボツボツになるんだけどね あっでも今でも使ってるところはあるんだよ 運送屋さんとかの伝票ってカーボンの綴りだからドットインパクト式じゃないと・・・・・・・・
 
 その新人君は3時間ほど話を聞かされていたのでした(これ実話です。)

■二途を追うハッカーは100バグに会う

 まぁ たくさんの機能を要求するのはいいけれどたいていの場合はこの機能とこの機能は同時に使えないのかとか、ハードの制約を無視した無茶をよく言われるもので そうしたいのならばもう少しコストをかけて優れたターゲットのハード環境に変えればいいものを無理やりチープなハードに組み込もうとするから1つの不具合が2つのバグを呼び2つのバグが更に4つの不具合を・・・しかし まぁこんなもぐら叩きをいつまで続ければ完成するんだろうねぇ・・・ こんなに時間にコストかけるくらいならハードのコストなんて微々たるもんだって気づけよな・・・ブツブツブツ

■五十歩百歩も一歩から

 五十歩も百歩も大して変わらないという意味ではない。
 そこに一歩でも踏み込んでしまったら逃れられないということ。

■七転八倒

 「色紙に七転八起と書こうとしてついこう書いてしまう」とは某有名作家の言葉。
   なんだか身につまされる物が有る。
 「七回転んで八回倒れようが九回起きればそれでいい」とは中学の時の恩師の言葉。
   おいおい それじゃ計算が会ってないんだけど・・・
 「7、8回転倒したっていまさら気にしちゃいないさ」とは某バイクレーサーの言葉。
   なんだかガッツが感じられる。
 「倒れる暇が有ったら仕事しろ!」とは元上司の言葉。
   鬼っ! あんたは鬼や!
 「・・・・」
 ハッカーは転がろうが倒れようが起きる暇を惜しんでキーボードを打つ。

■七難ハック

 それはたいてい仕事の終盤で訪れる。デバッグも大方終わり締め切りまであと3日、そろそろソースを整理してバックアップを・・・と思った瞬間プッと言う音と共に当たりが真っ暗に・・・そう 突然の停電である。
しかしハッカーは慌てない。回復を待ちおもむろにコンピュータに電源を入れなおすが、どうやらOSがやられた様で立ち上がらない。しかしハッカーは慌てない。机の引き出しから緊急立ち上げようのディスクを取りだし立ち上げなおす。開発用のドライブを確認するがそこにファイルが1つも存在しない。どうやら書き込み中に落ちたためディレクトリ情報が消えてしまったようだ。しかしハッカーは慌てない。ディスク修復ツールを使い、まる1日かけてディスクを修復しファイルを取りだす事に成功したが、どうやら肝心のソースが半分しか書き込まれていなかった。しかしハッカーは慌てない。3日前にとっておいたバックアップのソースを頼りに1日かけて前日の状態まで復活。ほっと一息入れるためにコーヒーメーカーに豆と水を入れスイッチを入れる。そういえば腹が減っていたのも忘れていたのでおもむろに冷凍していた残り物のシチューを電子レンジに入れスイッチを入れる。・・・プツッと言う音と共に当たりが真っ暗に・・・そう 過電流でブレーカーが落ちたのだ。しかしハッカーは・・・

そろそろ慌てたらどうかね? ハッカー君!

■千里の道も正露丸

 どんな旅にもありがたい物です。
 特に海外に出たとき正露丸は万能薬と化すのです。

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「無い物は無い」->「無い物は作る」

   「無い物は無い」

この言葉は ことコンピュータに関して言うと昔と今では正反対の意味を持っている。
今のニュアンスだと「何でも有るから無い物自体が見当たらない」と言うニュアンスだが昔は本当に「無い袖は振れぬ」的なニュアンスである。
実際に今のパソコンにはありとあらゆるソフトウェアが供給され、こう使いたいと思った物がほとんど揃っているのだが、当時のマイコンにはソフトはおろか キーボードやCRT(モニターのことだがまだグラフィック表示すらできない物)を制御する機能すら揃ってはいなかった。
マイコンは「何でもできる魔法の箱」と呼ばれていたがそれは潜在能力としての話であり、実はそれを引き出すためのソフトウェアが・・・いやそのソフトウェアを作る手段すらまともには揃っていなかったのである。
事実 高価なマイコンを興味本意で買った人達の大半はその壁にぶち当たり、魔法の箱は机の下や押し入れに置き去りにされ、いつしか粗大ゴミの山と化して行くのであった。
しかし ハッカー達はそこで考える。
「こいつは何でもできるが赤ん坊といっしょだ。言葉も知らなければ表現する事も知らない。
要するにコミュニケーションの手段から教えてやらねばならない。」
そこで先ず一列に並んだ発光ダイオードしか無い表現手段を数字や文字に置き換えられるようなプログラムを作り始めた。
キャラクターディスプレイと言う発想である。
計算の結果や判断が「YES」なのか「NO」なのか・・・・
無味乾燥な数字を羅列したプログラム(マシン語と呼ばれる命令を直接数字で書き込んでいく)から導きだされた回答が文字として表現できるようになった。
同時に入力手段もずらりと並んだビットごとのスイッチによる入力からキーボードと言うタイプライターのように文字や数字を直接入力できるようなプログラムも作り出した。
これで、最低限のマイコンと人間のコミュニケーション手段が確立した訳だが まだ入力は普通の人では理解不能な数字の羅列による入力で、とても対話と呼べるような物では無かった。
ハッカーはまた考える。
「大型コンピュータのようにプログラム言語を使えばプログラムが対話的にできるようになるのではないか?」
しかし、当時の電子部品環境は非常に厳しい物で、特に記憶装置(メモリー)のサイズも小さく高価であったためいかに簡単で効率的な言語を作るかがテーマであった。
苦肉の策で誕生して来るのが当時の大型コンピュータで稼働していたPL/Iと言う言語を単純化したTL/Iと言う言語だ。
画期的だった。
大型コンピュータのように高級言語でマイコンが動作するというだけでも当時は目を見張る物が有った。
その後は、BASIC PASCAL C ・・と次々と高級言語が開発されていく事になる。

つまりハッカーとはこういう人種だ。

      「無い物は作る」

今では笑い話だが、NECから本格的なBASICで動くマイコン PC-8001が発売された当時、OS=N-BASICと言う劣悪な環境で、プログラムをタイプするにはラインエディターと言って1行単位でしかプログラムを書き換える手段が無かったのだが、これではプログラムの効率が非常に悪い(実は大型コンピュータもそうだった)ため先ず私は今のWINDOWSに付いている「メモ帳」の様なテキストエディターを作った。

 「プログラムを作るために テキストエディターを作る」

当時のハッカー達はそれぞれに自分専用のテキストエディターを作った物だ。

考えてみると今でも開発をしている時に必要になるちょっとしたデータ変換やフィルター処理のプログラムなどは考える前に作ってしまうことが多い。
開発用のディレクトリの中にはその時にしか使わなかったような小規模な小便利ツールが山積みになっている(笑)
2度と使わないのに何故か消さない。
既に有る事すら忘れ去られている物がほとんどだが、時々発掘される事が有る。
そして実行させてみて 納得したように「ふふっ・・」とほくそ笑み、またそのままHDの片隅に埋没される。

註)そのようなプログラムが活躍する事が極希にあるが、そういったシチュエーションはとてつもなく緊急の場合が多いのは何故だろう?

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はじめに

なぜこんなブログを書き始めたのか・・・

それは単純な理由からだった。


      IMSAI


この言葉を聞いた事が有るだろうか?

そう・・・1975年に発売された画期的な第1世代のマイクロコンピュータである。
映画マニアであれば、「ウォーゲーム」で主人公の少年デビッドが操っていたマシン
だと言えば思い出す人もいるだろう。
このレトロなマシンが今も販売されていると言うのは御存じであろうか?
私も知ったのは最近のことであるが、この事実が私の「ハッカー」心を呼び起こしたのだ。
懐古趣味ではなく現役のマシンとして販売しているそのスピリットが素晴らしい。

しかし 何故ここで「ハッカー」なのか?

「ハッカー」というのは当時コンピュータマニアの中でも抜きに出たテクニックと知識を有した人にのみ称された言葉である。
それは、今で言う「パソコンおたく」や皆が感じている「ハッカー=ウィルスをばらまく人」とは全く違う時代と次元を過ごし、独特の生態系を有する種族である。

ここでは そんな「ハッカー」と言う人種を独断と偏見で紹介することにする。

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